子どものための休息の質を高めるワークショップ
子供のための発達支援プログラム推進担当の青山結です。
知的障害児は体の緊張が強く、特に床に頭をつけて寝るのが苦手な子供が多いとお聞きしたことがきっかけで、児童デイサービス施設に伺ってワークショップを開催しました。
伺った施設は児童に沢山動いてもらって自宅に帰ってから眠りやすくなるように心がけていて、お昼寝の時間などのリラックス系のアクティビティは行ったことがないと仰っていたので、休息の質を高める方法があると知ることは意義深いのではないかと感じました。
ロルフィングでは、身体を地面に委ねられることが、身体が本来持っている健全な機能を引き出すために重要だと考えます。子供の健やかな発達のためにも、休息の質を高めることは重要だと感じています。
肩甲骨や股関節、仙骨から背骨などを丁寧に優しく動かすと、普段緊張して動いていなかった部分が緩んで動き始めて、全員がリラックスモードに変わってゆきました。普段は職員が児童のお世話をされていますが、途中で役割を交代して児童に職員の体に優しく触れてもらいました。
神経系は共鳴してお互いに影響を受け合いながら落ち着いてゆくので、大人数のワークショップならではのダイナミックなモードの変化が印象的でした。後半は見守る側の意識の持ち方や触り方などをゆったりと体験して頂きました。
いつも活動的な職員さんにゆったりと仕事をしてみて頂きたいというのが、個人的な裏テーマの1つだったので、児童と職員が同じ空間で横になってリラックスしている光景を見ることが出来てとても嬉しかったです。初めて寝顔をみせてくれたというシャイな児童もいたそうで、新鮮な体験を楽しんで頂けたようです。
快く受け入れて下さった児童デイサービス施設のみなさま、ありがとうございました!今後も継続的に活動してゆきたいと思います。
ご興味をお持ちの施設の方、ご連絡お待ちしております!